セイルの思惑

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王都から西へ向かう。 西の街アルフェタは大商家ロプトセルトを中心に栄え、近隣国のありとあらゆる物が集まるデルモーナきっての港町である。セレイアは五歳の時、その後見人をセイル・ロプトセルトとし、この街で養育された。 一行が街に入ると、すぐさま迎えの騎馬隊が左右を囲むようについて、街の奥のやや緩やかな丘陵地にある屋敷へと誘導した。
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