憎しみ

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「着いたぞ」 パイロットがGAMEの苦くつらい思い出に浸っている二人の嫌な空気を破り緑が生い茂る中で不似合いに存在する基地を指差しながら教えてくれる 基地は広く飛行場やら燃料タンクやらあらゆる施設が収納されているようであった パイロットは飛行場の滑空路の横にあり飛行場全体を見渡せれるような高い塔のような建物である管制塔に指示を仰ぐと着陸許可と同時に飛行場のヘリ用の着陸場所へ降りる 少し風が強いのか多少揺れるがヘリは難なく着陸しガンナーが降り後ろの席のドアを開けようとする 男は出ようとドアが開くのを待ち立ち上がり待つガンナーが開けるとヘリのローターが起こす強風が強い風と山の中の青臭い自然の匂いをぶつける 男はヘリを降りるとガンナーとパイロットに手を振り二人はそれに応え振りかえすヘリはそのまま空に上がり消えていく やかましい音も風もなくなると基地はとても静かであった聞こえるとしたら訓練や飛行場の修理の音ぐらいである 男は身体的には全然問題ないがいきなりうるさいから静かな環境にかわったので耳がキーンとしてる感じがし小指で耳の穴をほじる そして問題ないとわかり顔をあげると目の前に武装した兵士が数名と科学者がいた
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