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発心の道場
霊山寺(りょうぜんじ)
徳島県鳴門市大麻町
竺和山(ぢくわざん)
一乗院(いちじょういん)
御詠歌
霊山の釈迦のみ前に
めぐりきて
よろずの罪も消えうせにけり
宗派 真言宗高野派
本尊 釈迦如来
開基 行基菩薩
真言 のうまく さんまんだ
ぼだなん ばく
天平の頃、聖武天皇の勅願により、行基菩薩が開基した寺。
弘仁６年、大師は四国に８８ヶ所の霊場を開こうと祈願した。
それは、仏の理、つまり五転の法則に従うものである。四国の地に、大日如来の胎蔵界四重壇のマンダラ道場を求め、各国を発心・修行・菩薩・涅槃と定めた。
心身救済の霊場であり、人間の持っている８８の煩悩を消滅せんがためのものである。
四国の東北の地を基点に、右回りの霊場をと考え、鳴門に来錫した時に、空中に光明輝く諸仏を感得した。
大師は、その情景から、釈迦如来の説法されている姿を連想し、持仏の釈迦誕生仏を本尊前に納めた後、８８ヶ所の第１番寺と定めた。
霊山寺 朱印
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