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出石寺(しゅつせきじ)
愛媛県大洲市豊茂
弘法大師雪中修行跡
金山
御詠歌
くもりなき 二名の島の
金山に
みのりの光 かがやくを見よ
宗派 真言宗御室派
本尊 千手観世音菩薩
開山 道教法師(猟師作右衛門)
真言 おんばざら たらま きりく
開創は、養老2年(718)6月17日である。
旧宇和郷田中庄に住んでいた、猟師作右衛門が狩りに出て、一匹の鹿を見付けて、その後を追って山に登り、鹿を射止めようとしたところ、突然山が振動し光明赫赫と輝き、鹿の姿は消え、鹿の立っていた足許の岩が二つに割れ、千手観世音菩薩・地蔵菩薩の像が地中から湧き出して金色の光を放った。
この奇瑞を目撃して、作右衛門は殺生を業とする生活をやめ、仏道に入り、自ら道教と名乗り、この仏像を本尊とし出石寺と命名した。
大師巡業の時に「三国無双の金山なり」と賛嘆され、後世この仏像が粗末に扱われ冥罰をこうむってはならないと、石室に封閉して秘仏とされ21日間の護摩供を修法された。
出石寺 朱印
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