別格7番 出石寺

5/8
前へ
/1908ページ
次へ
千手観世音菩薩   「千手千眼陀羅尼経」に説かれている。   仏像について   菩薩像(地蔵菩薩は異なる)は、宝冠や瓔珞(ようらく)等の飾りをつける。   よく似た姿がインドの石窟寺院の壁画などにある事から、裕福な貴人をかたどったものと考えられる。   彼らは仏塔を建立したり、僧に食物を寄進して功徳を積もうと願った信仰の篤い人々だった。   菩薩の原語ボーディ・サットヴァは「悟りを求める人」を意味し、修行僧の事だったが、俗人の姿をとる菩薩は世の人々の願いと共にあって、苦しみを除き、幸せを与える者、すなわち抜苦与楽のほとけとして信仰されてきた。   千手観音は、1000の手のそれぞれに眼があり、蓮華・羂索(けんじゃく)・宝輪・剣・弓などの持物を持ち様々な手段で人々を救う事を示す。   実際に1000本の手を持つ像は少ない。胸前で合掌する手を含めて計42本の手の像が多い。   通常は11面だが、27面の像もある。正面の顔の眉間に縦形の第三の眼がある。   千手千眼観世音菩薩 御影  image=278146551.jpg
/1908ページ

最初のコメントを投稿しよう!

337人が本棚に入れています
本棚に追加