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円珍(814~891)
天台密教を隆盛させた寺門流の祖
円仁のあとを継ぎ、天台宗の確立に尽力した智証大師円珍は、讃岐の産まれで、空海の姪の子供(または甥と言われる)にあたる。
が、円珍は真言宗には入らず比叡山入りして初代座主の義真に師事し12年間、山籠りの修行を続けた。
852年入唐し、各地を巡礼。天台山や長安に学び、その間密教の祖である善無畏三蔵の舎利を礼するなど在唐は7年に及んだ。
帰国後、近江の園城寺(三井寺)の再興である。868年に天台座主となってからは、園城寺は天台別院とされ、延暦寺の山門派に対して寺門派と呼ばれ隆盛を誇った。
金倉寺 御影
![image=347460222.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/347460222.jpg?width=800&format=jpg)
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