337人が本棚に入れています
本棚に追加
一遍(1239~1289)
持宗の開祖。空也の踊り念仏を受け継いで念仏を全国に広めた。
全国を遊行したので遊行上人、何もかも捨てて阿弥陀仏に帰依したので捨聖とも呼ばれる。
遊行とは、僧侶が各地を遍歴しながら修行や布教をする事。
熊野に立ち寄った時に、阿弥陀仏を本地(本来の姿)とする熊野権現から「人々の往生は阿弥陀仏の名によって定められており、信じているかどうかは関係ない」と言うお告げを受けた。
毎日6回同じ時刻に念仏を唱える念仏者を六時衆と言った。一遍は、これにちなんで自らの集団を「時衆」と名付け、ここから「時宗」の名が起こった。
郷照寺 御影
最初のコメントを投稿しよう!