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天道(てんどう)
インド土着の神や、高級神霊などの住む境涯で、人間界にはない歓楽、神秘的能力、生殖法、精神の平安、偉大な体躯と長大な寿命などを亨受出来る。物質性を残す欲天・禅天と、物質性を解放された世界があるが、いずれも仏の世界から見ると絶対平安の境地ではないとされる。
人道(にんどう)
人間界を人道と言う。天道や阿修羅道の住人、あるいは地獄の鬼神などと比較しても人間は能力・果報において劣っているが、反面、よく造作する点、最も修行が行いやすい点、仏陀がこの世界に現れる点で、他の道に勝っている(これを三事と言う)仏教における人間界は四洲に分かれる。
阿修羅道(あしゅらどう)
境涯としては、人間より低いが、神に等しい超越した能力を誇る鬼神の一種で「非天」と訳される。住みかは須弥山周辺の海中。日食・月食を起こし、常に帝釈天と戦っている。瞋(憎悪と怒り)・慢(慢心)・癡(愚痴)の三因によって、この世界に生まれるとされる。
法通寺より
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