盲目

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太陽のようにアナタが笑うから 私は眩しすぎて 思わず目を閉じてしまう アナタはいつも 私の前では笑顔だから 私はいつも 眩しくてしょうがない だからといって私は 決してアナタの笑顔から 目を背けようとしたりはしない 焼き付くような輝きを この網膜へと焼き付けてしまいたいのだ かつてガリレオは 太陽を直視しすぎたあまり 晩年に目が見えなくなったという… いつか私の目も アナタの太陽で見えなくなるのでしょうか アナタばかり見ているのは いけないコトなのでしょうか… だがたとえ視力を失っても アナタの笑顔が網膜に焼き付いていれば この目など必要ない なぜなら既に私は アナタしか見えていないのだから…
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