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「そういえば僕達宿に泊まるお金なんてあるの?」
「心配ご無用です!この『使者のカード』があればどこの国の施設だって無料で使い放題なんですよ!」
とちょっと偉そうにしながら一枚のカードをひらひらさせた。
その時
「ドス」と一人の男の子がぶつかってきた。「ご、ごめんなさい。」と男の子が言うとルシアが返事をする間も無く走り去って行った。
「なんだったんだ?」
「あ~~!」
ルシアがいきなり叫んだ。
「ど、どうしたんだ?!」
「カードが・・・ない・・・」
「・・・・・」
「なんだって~~~?!」
「うぇ。。。。」
ルシアが泣きそうな顔になってきた。
かわいぃ。
なんて考えてる場合じゃないな!
「ルシア、とにかくさっきぶつかった男の子を捜そう!」
「分かりました・・・」
ルシアはあまり頼りに出来ないな・・・
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