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朝から何もしてない彼にイライラしながら一緒に駅に向かった。
『大丈夫か!?』
途中から気分が悪くなった私。
顔色が悪くて彼が心配する。
『うるさい!!』
どの言葉もイライラする。
あまりに気分が悪いから家に戻ろうと振り返った瞬間
『あれ!?』
帰り道がわからなくなった。
なんで?なんで?
ここどこ!?
どうやってここまで来た!?
どの道を歩いてきたかさえ思い出せない。
頭の中が真っ白になって、パニックになった私の手を引いて、駅の近くのベンチに座らせてくれた。
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