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『顔が真っ青やで!?貧血かな!?』
彼が顔色ばかり見てくる。
『職場に連絡するからあっち行ってて』
動揺を見せたくなくて、きつめに言ったら、離れて行ってくれ、煙草を吸いながら待ってくれた。
『あの、仕事に行こうと駅まで来たんですが…』
師長さんに電話して事情を話してると、人手不足の中仕事を休む申し訳なさと悔しさと、道がわからなくなった恐怖と不安がごっちゃになって、最後は人目を気にせず泣きながら話してしまった。
ビックリした師長さんは何度も"大丈夫!?"と心配してくれた。
『元気になるまで休んでいいよ』
と優しく言ってくれた。
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