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その時だった
「アーリスッ!!」
「だっ…誰!?」
慌てて、後ろ振り返ってみると魔理沙がいた。いつものように屈託のない笑顔で笑っている。
「魔理沙いたのね」
「まあな、えへへ、アリス~、アリス~」
後ろから抱きつかれた状態のまま頬擦りされる。髪がくすぐったかったけど頬擦りされるのは嫌いじゃない。
「やっぱり子供ね」
呆れ顔で言ってやると突っかかってすぐ「子供じゃない!」と言い返してくる。こだわるとこなんて子供っぽいのに…
「魔理沙…アリスから離れなさい…」
魔理沙と話していたら、隣に座っていた霊夢の方から、深みのある声が聞こえた。
何故だか振り返ってはいけない気がする。
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