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オーブンレンジや炊飯器は使えるので持っていく。
ソファーとベッドは処分だ。
「今日でシングルに2人で寝るのも最後だな。こうして小さいベッドで、体くっつけて寝るのも悪くなかったけどな。」
「でも、ダブルのがゆったり寝れるし。ほら、明日朝早いんだから。早く寝るよ。」
「もう少し待って。」
「ちょっ、雅~。」
雅に逆らえるわけなく、早く眠ることはさせてもらえなかった。
明日からだって、一緒のベッドに寝るっていうのに…。
翌朝は1番で引っ越し業者が家に来る。
1日荷物を預けると高くなるし、別にそんなに遠いわけでもないためそのまま運んでもらうのだ。
段ボールや家具類は業者さんによって次々と運び出され、1時間ほどで家の中は空っぽに。
最後に少し掃除をして終了。
アパートの管理会社の人に鍵を返して、私たちは新居に向かった。
そしてすぐに、荷物の搬入。
荷ほどきは頼んでいないため、段ボールは各部屋に置かれる。
棚や家電だけ、位置を指定して置いてもらった。
昼はコンビニ弁当で済ませ、午後には電気屋から新しい家電。
家具屋から、新しい家具が運ばれてきた。
すべての搬入が終わると、私たちは少しずつ荷ほどきをした。
雅は明日も休みを取っているので、明日1日で結構片付くはずだ。
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