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「さ、今日はもう寝よう。疲れただろ?」
「うん。続きは明日だね。」
まだほとんど片付けられていない家。
カーテンやベッドなど、必要なものはなんとかなっている程度。
私はカーテンを少し開けて、外の景色を見た。
雅が後ろから抱きしめてくる。
「どう?気に入った?」
「もちろん。」
新居は8階建てマンションの6階。
間取り2LDKで南向きと、好条件。
運良く空いていたこの部屋を見て、即決した。
今まで2階より高い場所に住んだことがないため、エレベーターにのったりとかこの景色は新鮮だった。
北側の1室は寝室にあてた。
6畳の部屋は、ベッドが占領。
ダブルベッドってものすごく場所をとる。
スプリングのマットレスはやや固め。
私的には柔らかい方が好みなんだけど、健康にはいいと固めのものにした。
初めて寝るダブルベッドは今までと違い広くて、ちょっと大きすぎたかと思ってしまった。
翌日雅と2人で荷ほどき。
段ボールからすべての荷物を出し、棚やクローゼットにしまった。
大体片付き、あとは生活していくうちに使いやすいように動かしていけばいい。
私は雅がいないときに、家の周りを歩いてみた。
まだどこに何があるかも良くわからないので、散策していた。
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