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それから、雅が帰宅。
急いで着替えて、みんなを迎える。
その後みんな次々にやって来て、仕事を終えた美砂が最後でみんな揃った。
私と雅はキッチンで飲み物を準備。
リビングにそれを持っていき、みんなに配り乾杯。
初めてこんなに大勢で集まり、今日初めて顔をあわせる人もいるのに、みんな楽しく話している。
ちなみにみんなリビングに入って先ずすることは、窓の外の景色を見ること。
みんな一軒家で育っているため、6階からの景色は新鮮なんだ。
「俺たちもこういうところに住みたいよなぁ。」
「そんな金ないから。」
「いきなりこういうところに住むんじゃなくて、働いてお金貯めて住めばいいんじゃない?」
「七瀬は、いきなりこういう場所で同棲だけどな。」
「それは、雅が頑張ってくれたからで…。」
「おまえな、七瀬の引っ越し祝いに来て愚痴こぼすな。七瀬、良かったな。」
「ありがとう、ノブ。ノブは、その後どうなの?」
ノブは1年ほど前から、1つ年下の彼女と付き合っている。
まだまだ先はわからないといった状態だけど、今のところうまくいっていると照れくさそうに答えた。
みんなが集まって1時間くらい経ったところで、私のところに雅がやって来た。
そして私の手を引き、みんなの中心へ行き足を止めた。
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