2.商店街

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剛士は教室を出て階段を下りた。この学校は三階建てで一学年六クラスあるのでけっこう広い。まぁ、じつは使ってない教室もけっこうあるのだが…。 剛士は玄関で会った紗恵に別れを言って校門をでた。 「…ハァ~柔道やりてぇ~」 剛士は独り言は言っていた。 商店街に着いた。‘天乃原商店街’はそんなに大きい商店街ではない。昔は店が100軒以上あってそれはにぎやかだったらしい。しかし今では店も40軒くらいに減ってしまった。なぜなら最近近くに大きなデパートができて客が全部もっていかれてしまったのだ。英治の家と隆一の家は今も商店街で頑張ってるらしい。 (俺はデパートより商店街のほうが雰囲気が良くて好きなんだけどなー) 剛士はそんな事を思いながら歩いていると、ふと、路地裏でなにかが動いた。 (なんだ?人っぽく見えたけど…) 剛士はなにかが見えた路地裏に入って行った。
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