4人が本棚に入れています
本棚に追加
剛士は教室を出て階段を下りた。この学校は三階建てで一学年六クラスあるのでけっこう広い。まぁ、じつは使ってない教室もけっこうあるのだが…。
剛士は玄関で会った紗恵に別れを言って校門をでた。
「…ハァ~柔道やりてぇ~」
剛士は独り言は言っていた。
商店街に着いた。‘天乃原商店街’はそんなに大きい商店街ではない。昔は店が100軒以上あってそれはにぎやかだったらしい。しかし今では店も40軒くらいに減ってしまった。なぜなら最近近くに大きなデパートができて客が全部もっていかれてしまったのだ。英治の家と隆一の家は今も商店街で頑張ってるらしい。
(俺はデパートより商店街のほうが雰囲気が良くて好きなんだけどなー)
剛士はそんな事を思いながら歩いていると、ふと、路地裏でなにかが動いた。
(なんだ?人っぽく見えたけど…)
剛士はなにかが見えた路地裏に入って行った。
最初のコメントを投稿しよう!