始まり

2/5
前へ
/53ページ
次へ
「世界が乱れているな…」 巨大な黒い陰がそう言った。 「いえ、乱れというほどの事ではないでしょう。人族などの争いなど、とるにたらない事。」 「ったく!あそこの星神は何してんだ」 周りにいる十の陰がざわざわと動く。 「そういやお前、一度あの星に行ったんじゃなかったか?どうだったんだ、人族ってのは?」 「そんなのつまらなかったに決まってるでしょう?」 「…」 一つの陰がその質問を受け流す。
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加