0人が本棚に入れています
本棚に追加
自分の愚かさを
誰かのせいにして
見えっ張りな嘘をついてきた
そうやって積み重ねる日々が
やがては自分自身の首を絞めると分かっていたのに…
楽な方を選んで
近道を探した
不幸だと歎くだけで
幸せになる努力もせずに
今よりましだった過去の思い出に
何を期待したんだろう
他人には見えず、自分では癒せぬ傷を抱え
それでもいつか、大海に辿り着けるはずだと思いながら
ぬかるんだ泥道を走り続ける
次第に汚れて行く自分を、受け入れられない心が流す涙
星空を見上げた頬を伝う
人生に迷い
人間に辟易し
時流に逆らい
希望に縋る
私は人間である
最初のコメントを投稿しよう!