メイラン

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しばらく歩いてついていくと少し大きめの建物が見えてきた。 「こちらが第14隊の宿舎兼鍛練施設になります」 白を基調としたその建物は優雅にも荘厳ともとれるものだった。 「それでは失礼します」 もう一度頭を下げると女性は去っていった。 「つまり、一人で行けと」 ガクッと肩を落とすと紫月は中に向かった。 門を入り目の前にはこれまた真っ白の扉、まるで開けるなと言わんばかりにピッタリと閉じている。
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