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「……信じていないようですね。では証拠をみせましょうか」
すっと懐に手を入れると一枚のカードを手渡した。
「鍛冶協会の登録証です」
「……紫月刀慈、鍛冶師資格、……特級」
もの凄い勢いで剣を鞘に納める。
「大変失礼いたしました!」
綺麗なお辞儀だ。
「まぁ気にしないでいいですよ。結構いつもの事ですし」
刀慈が女性を宥め始めた時、一人の兵士が駆け込んできた。
「通告! 第14隊保安地区にて賊侵入! ただちに応援を!」
「わかった! お前は他の隊員達に伝令をまわせ! 私は先に行く!」
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