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青年が仕事を始めて数時間が経った頃、突然誰かが扉を叩いた。
「ん?珍しいなうちに客なんて」
持っていた鎚を置き扉を開ける。
「突然の訪問、失礼する」
そう言って扉の前に立っていたのは軍服を着たどこか厳格な雰囲気を醸し出す男だった。
「……軍人さんが俺に何のようだい?」
「言わずとも分かっておるだろう?"ソウガン゙」
ソウガンと呼ばれた青年はつまらなさげに軍人を見る。
「さてあなたの探しているソウガンとやらは、よく俺に似ているらしい。残念ながら別人ですよ」
「貴公がソウガン、いやブラックスミスの紫月だということは調べがついている」
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