メイラン

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「実はうちのお抱え鍛冶師が隠居してしまってね。代わりをよこしてくれたんだが、プライドだけ高くて腕はからっきしな奴だったんだよ。爺さんらしくない選択だがね」 「爺さん、あぁスミス爺さんか。頑固だけど腕はよかった。そうかご隠居ですか。それで? 新しい鍛冶師の名前は?」 「やる気になったのかね?」 「爺さんがよこしたのが誰か気になるだけですよ」 女王はその答えを聴いて鼻で笑う。 「ふん、貴様らしい答えだ。名前はクリス・スチュワード」
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