20人が本棚に入れています
本棚に追加
「分かったわ。引き続き情報の収集を頼みます」
サラは長い金髪をかき上げながら女の子に向かって命令する。
「了解しました」
女の子は敬礼して去って行った。情勢は厳しい。数では女子生徒会の方が勝っているが、向こうにはサーブレの種目で有名な華剣部(フェンシング部)の一団がいる。『黒薔薇騎兵隊』と呼ばれ、その実力は折り紙つきだ。まともに戦えるのは女子生徒会の面々で組織された『白百合騎士団』しかいないだろう。
「サラお姉さま」
最初のコメントを投稿しよう!