放課後の歌姫

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舞は、いつものように親の迎えを教室で待っていた。 「遅いなぁ……」 そう言って、窓際に行き外の風景を見ていた。 「暇だ…」 思ったことをすぐ口で言った、すると、舞はカーディガンのポケットからあるモノを取り出した。 「じゃじゃーん!!その名も、MDプレイヤーぁ…………私って淋しい人間よね(泣)」 そう言いつつも、舞はMDプレイヤーの電源を入れて、ヘッドフォンを耳に付ける。 すると、ヘッドフォンからは軽快な音楽が流れ出す。 舞は、少しずつノリだし、次第に歌い始める。 最初は、小さな声だが段々曲が盛り上がるにつれて声も大きくなってゆく。 そして、舞は本当に唄い始めた。 その声は『楽しい』と教えてくれるような……。 放課後の歌姫--END--
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