独り孤立すれども

2/2
前へ
/5ページ
次へ
小さい頃から独りの時間が多かった。 大人にとっては少しの時間でも子供にとっては長い時間。 少し成長してからは孤独を感じる事はなくなった。 だって沢山友達がいたから。 でも僕が悪い事をしたから、罰として僕にとっての大切な“孤独を埋めてくれる存在”を無くした。 だから今、独り。 あの小さい頃のようにまた、朝から晩まで独りでいる。 罪は消えないし、なくならない。 過去の事はどうすることも出来ない。 戻れない。 おこってしまった事だから。 これからの事は間違えないように、間違いのない道を進むしかない。 罪という重石を背負ったまま。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加