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母が袋に入った猫を
見せる。
においが、においが…!!
鼻に悪い、眼に悪い。
苦い口を抑え乍、
母に言った。
「何んなの。其の猫ぉ…っ!!何奴にかしなさいよおおおおぉ!!!…はっ…!!ぉえ…っ…はぁ…っ…!!!何なの!?もぅ…っ…!!腐ってるんじゃな…ぃ…のっ…もしかして…!!た、食べる…っ…つもりなの…っ?」
私の眼、母の眼、
一瞬にして、変わる。
「そうよ」
母の眼は、異常だ。
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