いつまでも

２

それから俺は家に帰った。
いや、帰らされた。
学校には行けなかった。
何も考えられなかった。

はやく、はやく愛紅に。

ただ、ただ
会いたかった。
微笑んで欲しかった。

ｹｰﾀｲにメールが入った。
友人の智久からだった。
｢愛紅ちゃん、かなり叩かれてるよ！｣

愛紅が？
なんでだよ。

訳のわからないメールに腹が立った。
愛紅。愛紅。
ベッドから動けない。

昨日、ここにいた愛紅。
キスした。
抱きしめた。
髪をすいた。