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♪~ 「もしもし!亮。愛紅ちゃん。目覚ましたそうよ!」 そう母さんから電話が入ったのは事故から2週間後だった。 俺はすぐに原付にまたがり、病院へ向かった。 病室につくと愛紅のおばさんや主治医、看護師が集まっていた。 医師は愛紅の反応を伺っていた。そのあとおばさんは医師と一緒に部屋を後にした。 俺は愛紅を抱きしめた。 「愛紅!良かった!」 「・・・」 抱きしめ返してくるどころか、反応がない。 看護師も少し不思議そうな顔をしている。 「愛紅?」 「・・・」
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