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キーンコーンカーンコーン。 チャイムがなった。
今日の授業が終わり、大掃除に入った。 雑巾がけレースをクラスの男子とやった。 何しろ市立中学なもので廊下一本が100メートルくらいあった。掃除終わりのチャイムがなってすぐに帰りの会が始まる。
…
キーンコーンカーンコーン。 帰りの会が終わった。
良平達と職員室に向かって顧問の先生に話をしにいく計画がたてられた。
階段を登ると太ももの裏側が痛い。
そう、あの雑巾がけレースのせいだ。 良平達に大丈夫か?と言われて苦笑いで「だっ…大丈夫…」と返した。 先が思いやられる。
職員室の扉の前に立つと魔法にかけられたように痛みが引いた。
ガラガラガラッ
全員「失礼します!」
ドアを開けると担任の先生が「どうした?」 と声をかけてもらった。
俺たちは野球部の顧問に会いに来たことを先生に伝えた。 すると先生は「あぁ。野球部の顧問の先生ね。それならあの右端の加藤先生だよ。」と言ってくれた。俺たちは先生に軽く会釈し、加藤先生の元へ足を向けた。
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