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「では、参りましょうか」
「はい」
「どこから回ります?」
「僕にはよく分からないので、妹子さんにおまかせしても良いですか?」
「分かりました」
ガラッ
部屋の扉を開け、外に踏み出そうとした、その時
ぶにゅ
「ギャアアアアア!!!」
「うわ!何か踏んだ!!」
「どうしました、妹子さん…あ、大王!」
「え?この人が大王イカさん…?」
「とりあえず…足を…退け…てくだ…さ………」
「あ、すみません!」
慌てて大王イカから足をおろす
「ふう…助かった…」
「…大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫だよ」
「何でこんなところに倒れてるんですか?大王」
「鬼男君っ!会いたかった…!!」
鬼男に抱きつこうとするが…
「何するんですか!」
と言って、爪で刺される
「君の愛が痛いよ!鬼男君!!」
「ふざけんな!変態」
「変態!?もはや元の形がないよ!」
「失礼しました、閻魔変態」
「それも俺の名前じゃないよ!?大王が消えてるんだけど!」
「閻魔変態大王」
「付け足さないで!」
「大王が『消えてる』って言ったんじゃないですか」
「ああもう、俺が悪うございました!だから、元に戻して下さい!」
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