触れた、時

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触れた、時

カラオケは 盛り上がっていた。 あたしも、リクエスト された曲などを 数曲歌ったり、 あとは他の男の子たちが アップテンポな曲を 選曲したり。 相変わらず、 人の移動が激しい。 カラオケは、 2つ大きめの部屋を 貸しきっていた。 飲み後で、深夜を とっくに回っている時刻なのに よく、行ったり来たりする体力が 余っているなと、 もはや感心ものだった。 つばきも、あたしも やはり動かない。 ゆっくりとした 時間で会話をしつつ その中の話題で盛り上ったりもした。 そんな中 ダイキが、焼酎を 購入して帰ってきた。 そして、ある曲で ゲームのような事を しようと提案してきた。 マイクを回して ある一つの 歌詞になった人が負け。その人が一気をする。 このゲームは面白かった。 いつ自分にマイクが 回ってくるか 分からないから。 あたしは、 お酒があまり強い方ではない。 しかし運悪く、 あたしは4回程、 中ジョッキに注がれた 焼酎を一気する ことになってしまった。 案の定、お酒が回り 目がぐるぐると 回り始めた。
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