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かっこいいね-
というあたしの
言葉に
あやかは
驚いた顔をして
笑って見せた。
それを横で聞いていた
ともなは
え-心、
どこがいいの???
フォルム??
と聞いた。
フォルム。
フォルム。
こう言ってしまったら
外見だけの
ひとめ惚れみたいだ。
アド聞いちゃいなよ
っと、ちゃかしてくる
あやかと、ともなに
乗っかり、
どうしようかな-??
なんてふざけてみたが、
心の中では
聞かないだろうと
確信していた。
男の子とか、彼氏とか
もう何か今はいいや。
また、面倒くさくなってしまうだろう。
エンジンを
止めた。
無気力なわけではない。
前の恋愛で傷ついている訳でもない。
新しい事に挑む、
元気が、なかった。
だけど、あたしは
現実世界で笑う
あやかとともなと
ふざけあっている時
真顔の舞と目があった。
心、やめな
舞は、あたしの
最近の恋愛をよく
知っている。
わかってるよ
そう言ったあたしは
困ったような
顔をしていたと思う。
わかってるよ。
何も、わかっちゃ
いなかった。
後に、舞が止めた
理由を知ることになる。
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