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私は、そんな琉生を見て、クスッと笑った。
“琉生は、昔から、朝が弱かったんだよね…。
月夜の撮影が、朝からの時も、ずっと、眠そうだったし…。
でも、いざ、撮影ってなると、キリッとして、プロの顔になるんだけどね…。”
私は、そう心の中で呟いたけど、口には出さなかった。
しばらくして、琉生と琉生のマネージャーさんの朝食が、運ばれてきた。
私達4人は、楽しく会話しながら、朝食を食べ、食べ終わると、また、全員で車に乗り、ペンションへ向かった。
ペンションにつくと、監督から、今日の撮影の説明があった。
最初は、船のシーンと部屋での琉生と私のラブシーンだけの予定だったのが、客室にキャンセルが出たようで、急遽、彩音達が、ペンションにつき、部屋で女の子3人が、着替えをするシーンも撮ることになった。
私と愛さんと千鶴さんは、スタッフに案内されて、撮影をする客室へ向かった。
その部屋には、愛さんと千鶴さんのヘアメイクさんとスタイリストさんと香里奈と樹李愛が待っていた。
私達3人は、それぞれに、昨日と同じ髪型とメイクにしてもらい、撮影に望んだ。
私達が、水着に着替え終わる頃、監督とカメラマンさんが、部屋に入ってきた。
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