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彩音は、しばらく、美鈴を見つめる。
彩音:『…じゃあ、悠司と付き合っちゃえば!?』
美鈴は、少しムスッとした顔で彩音を見る。
美鈴:『やめてよ!早乙女なんて!!…あんな奴!!
顔はいいけど、性格最悪じゃんかぁ!!
絶対にやだよぉ~!!っていうか、アイツ、彩音のこと好きみたいだよ!!』
彩音:『えっ!?』
美央:『なんかさぁ、美鈴と電話で話してるときに、早乙女君、碧生の友達だから、ちょうど近くにいてさぁ!!
彩音の名前聞いた途端、目の色変えて近づいてきたの!!
っで、彩音と旅行に行く話があるって言ったら、
美鈴は、高校の時のクラスメイトで、仲良かったみたいだし、電話相手が、美鈴だって分かると、
電話貸してって言われて、変わったら、美鈴としばらく話し込んでてぇ、急に来ることになったの…。
仲良さそうに話してたから、私、てっきり、美鈴と早乙女君が付き合ってるんだと思ったの。』
美央から、話を聞いた彩音は、さっき、悠司からもらった小さな紙のことを思い出す。
彩音は、服のポケットから、小さな紙を取出し、手紙を読み始める。
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