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その紙には、
“彩音へ…。
俺、散々、彩音のこと傷つけて、本当に悪いことしたなって、ずっと、後悔してた。
しかも、あんなことまでして……
許してもらえるはずないけど……
本気で別れたくなくって…どうしようもなかったんだ。
もし…まだ…少しでも、俺を想ってくれてたら、みんなが寝静まった頃、プライベートビーチに来てほしい!!
来なかったら、諦めるよ…。 悠司”
と書かれていた。
彩音M:“何なのよ…これ。
今更、何だって言うのよ……!?”
彩音は、そう心の中で呟きながら、少し泣きそうになる。
どうしてか分からないけど、何故か泣きそうになる。
美央:『彩音~っ、どうしたの!?行くよ!!』
彩音:『あっ!!うん。今行く!!』
彩音は、小さな紙を鞄の中にしまうと、みんなと一緒にプライベートビーチに向かう。
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私が、部屋を出ようとした時、監督から、「カット!!OK!!」という声が聞こえて、
私達3人は、客室に戻り、監督の所へ行った。
「良かったよぉ!
今回の撮影は、NGが、全然出ないなぁ!!」
監督は、そう言うと、嬉しそうに笑った。
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