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彩音は、そんな純也を、尊敬の眼差しで見つめる。
彩音:『へぇ~っ!そうなんだ!やっぱ、すごいね!!純兄は…。』
純也:『何だよ…急に…。』
純也は、恥ずかしそうにする。
彩音:『だって、何でも器用にやっちゃうし、できないことなんて何もないでしょ!?』
純也:『…(笑)そんなことねぇよ!!
俺だって、できねぇこといっぱいあるよ!
それに…好きになっちゃいけない女を好きんなって、4.5年くらい彼女いねぇし…。』
純也は、正輝達に見えないように、
そっと、彩音の手を握ると、チラッと彩音の方を見て、苦笑する。
彩音M:“えっ!?
それって…私のこと!?
純兄が!?
嘘でしょ!?
あっ…だから、私とHしたいって言ったの!?”
彩音は、じっと純也を見つめ、顔を赤らめる。
すると、純也は、優しく微笑む。
彩音は、そんな純也の笑みにドキッとした表情をする。
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その時、監督から、声がかかった。
「鮫島君、なんか、少し堅いよ…。
このシーンは、このあとの展開に繋がる重要なシーンだよ!!
彩音を思う気持ちを、ちゃんと、出さなきゃ!!」
監督の言葉に、鮫島さんの顔が、一気に歪んだ。
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