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彩音は、そんな悠司に、ドキッとする。
正輝は、後ろから、トボトボと着いてくる。
純也は、悠司に抱えられている彩音をキョトンとした顔で見ている。
彩音:『…純兄~っ。…気持ち悪いよぉ~っ。』
彩音が、そう言うと、純也は、心配そうな顔をして、彩音の顔を覗き込む。
純也:『あっ…そうか!!
お前、船弱かったんだよな…。忘れてた…。
わりぃ…。大丈夫か?
船室で休んでろ!!』
彩音:『う…ん。分かった…。』
彩音が、純也に返事をすると、悠司は、彩音を抱き抱えたまま、船室まで連れて行き、ソファーに座らせる。
彩音:『ありがとう!!悠司!!なんか、さっきのあんた、かっこよかったよ!!』
彩音は、そう言って微笑む。
悠司は、嬉しそうに笑う。
悠司:『何!?俺のこと惚れ直した!?』
悠司が、そう言うので、彩音は、悠司の頭を軽く叩く。
彩音:『バカッ!!調子に乗らないの!!』
彩音が、そう言うと、悠司は、少し、淋しそうな顔をする。
彩音は、そんな悠司を見て、クスッと笑うと、キスをする。
彩音:『ウソウソ!!少しだけ、惚れ直したよ!!』
彩音が、そう言うと、悠司は、彩音に抱きつく。
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