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彩音は、ソファに横になりながら、しばらく、悠司と仲良く話をする。
しばらくして、正輝が、船室に入ってくる。
正輝は、純也からクーラーボックスの場所を聞いて、お茶を持ってくる。
正輝は、申し訳なさそうな顔をしながら、彩音に近づく。
正輝:『さっきは、悪かった…。ごめん。
けど、お前が、昔、彩音にしたこと聞いてたから、つい頭に血が上っちまって…。
本当に悪かった。
彩音も気付いてやれなくてごめん。
俺、彼氏失格だな…。』
正輝は、すごく淋しそうな顔をする。
彩音は、正輝の手を握り締め、微笑む。
彩音:『何言ってるの!?
彼氏失格なんかじゃないよ!!
ちゃんと、私のこと心配してくれてるじゃない!!
それに、私の為に、お茶持ってきてくれたんでしょ!?』
彩音は、そう言って、正輝の持っているお茶を指差す。
正輝:『…ああ…これ…そうだった…!!』
正輝は、彩音に言われて、お茶のことを思い出し、彩音に渡す。
彩音:『ありがとう、正輝。』
彩音は、気持ち悪いながらも微笑む。
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