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今日は、20時までしか、ペンションを借りられないということだったので、ペンションの中での撮影は、慎重に、NGを出さないようにしないと、間に合わない。
と言っても、ただ、手紙を目だけで読んで、寝ている正輝の寝顔をしばらく見つめるという簡単なシーン。
彩音M:(彩音モノローグ)は、この一週間の撮影が終わってから、アテレコするから、今は、台詞は、言わないし、NGは、大丈夫だと思うけど…。
私達の準備が終わると、監督から、
「本番用意…3、2、1…アクション!!」
と声がかかり、撮影が始まった。
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正輝は、部屋に戻ると、疲れていたのかすぐに寝てしまう。
彩音は、悠司からもらった紙をじっと見つめ、行こうかどうしようか迷う。
彩音M:“ビーチに行って、何を話すんだろ…。話して、何か変わるのかなぁ!?
でも、私には、正輝がいるし…行かない方がいいのかなぁ!?
でも、…何故かアイツのこと考えると、ドキドキするんだよね…。
う…ん。どうしよう!?話するだけだろうし、行ってみようかなぁ!?”
彩音は、悩んだ末、悠司の待つビーチへ行くことにする。
正輝は、一度寝てしまうと起きない人だから、とりあえず、完全に寝ているかを確かめてから部屋を出る。
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