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彩音は、恥ずかしそうにしながらも、自信気な表情をする。
彩音:『…うん。…だって、あんたは、どうせ、私がいないと、何にもできないんでしょ!!』
悠司は、嬉しそうに笑うが、すぐに淋しそうな顔をする。
悠司:『…ああ…うん。
でも…今の彼氏は!?』
彩音:『もちろん、別れないわよ!!
っていうか、あんた、私の召し使いになってよ!
私をレイプしたんだし、私が、今の彼に飽きるまで、私の彼氏とは認めない!!
それでもいいなら、あんたといてあげる!!』
彩音は、少し得意げな顔をして言い放つ。
悠司は、彩音を力強く抱き締める。
悠司:『…それでも…彩音が、俺の傍にいてくれるなら…それだけで嬉しいよ!!』
彩音:『そう!じゃあさ…体冷えたし、一緒にお風呂に入ろうよ。』
彩音は、そう言って、悠司に抱きつき、キスをする。
しばらくキスが続き、監督から、
「カット!!
杏奈ちゃん…さっきの加賀美君とのラブシーンより、堅い気がするよ!!
最後のキスは、悠司が、愛おしくてたまらない!っていうキスをしなきゃ!!」
監督は、優しく、注意をしてきた。
でも、この時の私は、神楽とのキスシーンに、ドキドキし過ぎて、何も聞こえていなかった。
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