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私は、今までになく、緊張していた。
“ヤバい…!!
かなり、動揺してる…!!
どうしよう…。
撮影中に、こんな風になったの初めてだよ…。”
私は、心の中で、そう呟きながら、ボーっとしていた。
すると、急に、誰かが、私の肩をポンって叩いた。
「杏奈ちゃん。
どうしちゃったの?
今まで、すごい順調だったのに、さっきから、変だよ!!
今だって、ボーっとしてたし…。」
監督に、そう聞かれ、私は、「はっ!!」と我に返った。
「すいません。
もう一度、お願いします!!」
私は、そう言って、お辞儀した。
「じゃあ…悠司の長セリフが、終わったところから…テイク2…3、2、1…アクション!!」
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悠司は、海から目線をゆっくり、彩音に移し、彩音を優しく見つめる。
悠司:『もう一度、やり直してくれるなら、今度は、絶対傷つけない!!必ず幸せにする!!
だから、俺…と…んんっ!?』
彩音は、悠司の最後の言葉をかき消すようにキスをする。
悠司は、すごくびっくりした顔で、彩音を見る。
その後、順調に撮影は、続き、ビーチでの撮影は、無事に終わった。
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