😢和哉からの辛い告白😢

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翌日…。 私は、朝、6時に目を覚まし、洗面所へ向かった。 顔を洗い、顔を上げると、そこには、まぶたが、真っ赤に腫れた私が、立っていた。 「うわっ…ヤバい…!!」 自分の顔のはずなのに、私は、思わず、そう声を上げた。 私は、顔を拭くと、枕元の携帯をとり、樹李亜に電話した。 『ふぁっ…もし…もし?』 「あっ…ごめん…。 寝てた!?」 『う…ん。 どうかした?』 「う…ん。 実は…昨日、泣いちゃって、起きたら、まぶたが腫れててさぁ…。 メイクで隠してもらわなきゃ、ご飯も食べに行けなくて… ごめん…。 今から、来てもらえる?」 『えっ? 泣いたって…何? なんか…あったの!?』 「う…ん…。 でも…今は、まだ、言えないんだ…。 私の中で、整理ができたら話すよ!!」 『分かった…。 じゃあ…とりあえず、今から、部屋に行くし、待ってて!!』 樹李亜は、そう言って、電話を切った。 その途端、私は、和哉の昨日の話を思い出し、また、泣き出してしまった。 しばらくして、部屋のチャイムが鳴った。 私は、涙を拭い、部屋のドアを開けに行った。 すると、そこに立っていたのは、樹李亜じゃなく、今、私が、一番会いたくない人だった。
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