😢和哉からの辛い告白😢

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部屋に来たのは、神楽だった。 私は、神楽に、この泣き腫らした顔を見せたくなくて、ドアを開けたまま、後ろを向いた。 「杏ちゃん!? その顔…どうしたの?」 「なっ…何でもないよ…。朝ご飯の誘いだよね…。 後から、行くから、先に行ってて!!」 「えっ? でも…その顔…泣いてたんじゃないの? なんかあったんでしょ? ほっとけないよ!!」 神楽の優しい言葉が、何故か、私の胸を締め付けた。 「ごめん…。 今は、そっと、しといてほしいの…。 時期がきたら、ちゃんと話すから…。」 私は、そう言いながら、神楽の前で、泣き出してしまった。 「杏ちゃん…無理だよ…。 泣いてる杏ちゃんを…俺、置いていけないよ…。」 神楽は、そう言うと、私を、ギュッと抱き締めた。 “やめて…。 …神楽…私…今は…神楽に優しくされたくないよ…。 今、私は、和哉の病気のことで、いっぱいいっぱいなのに… 神楽に優しくされたら、どんどん、神楽を好きになっちゃうよ…。 私は、今、和哉の傍にいたいのに…お願いだから…今の私に…優しくしないで…!!” 私は、そう心の中で呟きながら、何も言えずに、ただ、泣き続けることしか出来なかった。
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