😢和哉からの辛い告白😢

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神楽は、涙を拭いながら、立ち上がった。 「杏ちゃんは…辛くないの!? 和兄が、病気だからって…俺と付き合えるの!?」 神楽は、そう言って、私を、じっと、見てきた。 「…辛い…辛いに決まってるじゃない!! だから、あんなに、目を腫らしてたんじゃない!! いくら…神楽のことが大好きでも、和哉の代わりになんて…そんなこと…できるわけないよ!!」 私は、そう言うと、泣きそうになった。 でも、その途端、神楽が、私を抱き締めた。 「ごめん…。 そうだよね…。 杏ちゃんが…そんなこと…できるわけないよね…。 本当に…ごめん。 和兄は、絶対に、いなくなったりしない!! 杏ちゃんと付き合うなら、和兄が、病気の今じゃなく、和兄が、ちゃんと元気になってから、正々堂々と奪いに行く!!」 神楽は、そう言って、私から離れると、優しく微笑んだ。 「…かっ…神楽!? 奪うなんて…そんな…。」 私は、そう言って、顔を真っ赤にして俯いた。 「ほらほら!! 2人とも、ご飯食べなきゃ、撮影の準備に間に合わないよ!!」 樹李亜が、私と神楽の背中を後ろから押しながら言った。 私と神楽は、樹李亜に促され、食堂へ向かった。
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