😢和哉からの辛い告白😢

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和哉は、小さい頃に、両親を事故で亡くし、3年前に、両親の代わりに育ててくれていたおばあちゃんを、病気で亡くした。 だから、血の繋がりがある人からの骨髄移植は不可能だし、一般の人が適合する可能性は、0%に近く、提供者を見つけられる確率は、一万分の1…。 白血病は、抗ガン剤の服用で白血球の数値を保っていれば、健康な人と変わらない生活を送れるけど、発病から約3年で、急激に悪化する【急性転化】が必ず起こるらしい。 その急性転化を起こすと、半年しか生きられない。 ということは、和哉が、骨髄移植を受けられる確率も一万分の1…。 見つからなければ、生存率は、0%…。 最近になって、やっと、日本でも、骨髄バンクが創られて、骨髄移植に感心を持つ人も多くなってきた。 でも、その中に和哉と、HLA【組織適合性抗原】という血液型が合う人がいるとも限らない…。 移植をする骨髄提供者は、骨髄採取するとき、直径2ミリもの針を10数カ所にささなければいけないし、 骨髄を提供するとき、3~4日の入院が必要で、その時の、休業補償はなく、全身麻酔で、万が一の事故がないとも言えないそうだ。
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