😢和哉からの辛い告白😢

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私は、和哉に言われたことを、頭の中で整理しながら、樹李亜に話した。 「私と神楽はさ…2年前まで、1年間くらい両思いだったんだけど… お互いに、仕事が忙しくなって、事務所は一緒なのに、ほとんど会えなくて、お互いに、気持ちを伝えないまま…付き合わないままで終わっちゃったの…。」 私は、そこで一旦、言葉を止め、遠くを見つめながら、話を続けた。 「そんな時に、和哉と出逢って、どんどん和哉に惹かれてったの。 付き合う前から、結構、2人で出掛けたりして、報道されたりしてさぁ…。 でも、神楽と和哉は、私と和哉が、出逢う前から仲が良くて、お互いに、私のことを好きって話しをしてたらしいんだ。 だから、和哉は、自分のせいで、私と神楽が付き合えなかったって思ってるの…。 だから、自分が、病気になって、助からないかもしれないから、神楽に、私のことを頼む!!って言って来たんだと思う…。」 私は、そう話しながら、目頭を熱くした。 泣きそうになっている私を、樹李亜は、優しく見つめた。 「和哉さん…助かるといいね…。」 樹李亜の言葉に、私は頷き、苦笑いした。
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