❤初デ~ト❤

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すると、和哉は、顔を真っ赤にしていた。 『だってさぁ…。 もし、撮られてから、事務所に「恋愛禁止!!」とかって断られたら嫌だしさぁ…。 “だったら、撮られる前に、社長にだけでも、交際宣言して、了解を得た方がいいかなぁ?” って思ってさぁ…。』 和哉は、照れくさそうに言った。 「そうなんだ。 社長は、和哉のこと、すごく誉めてたよ!!」 「そっか…。 あぁ…もう、めちゃ恥ずかしいし…。」 「本当に…。 昔っから、素直で、正直で、真面目だよね…和哉は…。 和哉のそういうとこ、好きだなぁ……。 今日も社長に、その話を聞いて、恥ずかしかったけど、すごく嬉しかったよ!!」 私は、そう言って微笑んだ。 「そっか…。 なら…よかった…。」 和哉は、そう呟くと、顔を真っ赤にしたまま、うつむいた。 「ねぇ…和哉…。 ご飯、どこに食べに行くの?」 私は、うつ向いたままの和哉に話しかけた。 「俺が、お忍びで、よく行く、韓国料理の店!! どの料理もめちゃめちゃ美味いから、 杏奈にも食べさせてやりたくてさ!!」 和哉は、そう言うと、ニカッと笑って、ピースをした。
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