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社長「ここじゃなんだし、事務所行きましょうか。花岡ももうここ抜けても大丈夫よね?」
花「はい。大丈夫です。それに、この子のメイクとかも途中ですし。」
社長「OK。じゃあ行くわよ。 ほら、君がメインなんだから早くいらっしゃい。」
「嫌だと言ったら?」
社長「あら。あなたに拒否権があるとでも? まぁ、それなら力付くで連れていくだけだけど。」
笑ってたけど目が全然笑ってねぇ。
これは行くしかねぇ…みたいな?
結局俺は、事務所まで行くことになった。
なかば強引に(泣)
デカっ!!
なんだかんだ言って連れて来られた事務所は、俺の予想を遥かに越えた、物凄い大きさの建物だった。
何、この人達結構凄い人達だったの?
「そういえば、まだお名前を伺っていないんですが…」
社長「あら、そういえばそうね。
私は、七瀬 亜依(ななせ あい)。
NNSの社長よ。ヨロシク。」
マジかよ。 NNSって、かなり有名な芸能事務所じゃねぇか。
社長はかなり若いって聞いたことあったけど、この人がそうなのかよ。
花「で、そこでスタイリストしてる花岡 舞莉奈(はなおか まりな)です! よろしくねぇ。」
俺、凄い人達に捕まっちまった。
俺の平凡な日常が、この人達によって壊されていく…
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