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シュナイダー様がいる扉を開けると、研究員達が囲むように部屋に居た。
リリーナ「アステルッ!皆もうとっくに来てるわよっ」
アステル「ごめん💦」
リヒター「……」
パタパタと歩み寄ると、シュナイダーが話始める。
シュナイダー「皆集まったかね?…実は困ったことが起きたのだ。」
クレイズ「何が起きたと言うのですか?シュナイダー様。」
シュナイダー「実は、研究材料の、ベアの毛皮が運んでくるはずの、依頼人が怪我をしたらしいのだよ…」
クレイズ「では、研究が出来ないじゃないですか!」
その時、アステルがリリーナに訊く。
アステル「ねぇリリーナ。クレイズの研究って何なの?」
リリーナ「私もよく判らないのだけど、大切な依頼らしいわ。しかもそれあと1週間後渡さないといけないんですって…」
アステル「そっかぁ…」
クレイズ「シュナイダー様ッ!どうにか為りませんか?!あとベアの毛皮だけで、完成なんです…。依頼の締め切りまでには、完成さしたいのですッ!」
シュナイダーは、困った顔をしたが、一つ案を出した。
シュナイダー「…では、王立研究院の研究員を誰か、ベアのすむ森へ行かせましょう…。ですが、危険を伴うので、この案はあまり使いたくないですが…」
研究員達が騒めいたが、すぐに一人に視線が集まった。
リヒター「…」
シュナイダー「リヒター。頼めますかな?」
リヒター「…お前達より俺の方が適任だろうな。」
アステル「あのッ!」
重苦しい空気を、アステルがやぶり、シュナイダーに言った。
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